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八王子アパート階段崩落事故から考えるオーナーのリスク管理

イメージ写真です。

ニュース等でご存知の方も多いと思いますが、東京都八王子市のアパートの階段が崩落し、ご入居者の方がお亡くなりになるという痛ましい事故が起きてしまいました。築年数が経過している建物でなく、まだ築後8年の物件で起こった事故になります。事故の原因も大きく報道されていますが建築会社による所謂手抜き工事(欠陥住宅)であった様です。

この事からオーナー様や管理会社は何を考え、二度と悲惨な事故を起こさない為にどの様な対策をとるべきなのでしょうか?

目視で確認できることから想像力を働かせる

改めてですが、オーナー様もご所有されている建物を、建物を管理している管理会社も、建物を注意深く目視点検すべきであります。例えば「外壁のタイルが一部剥がれている」「共用の階段部分のささら桁と段板の溶接が取れかかっている」「強風で建物に設置している看板が飛んでいかないか心配だ」など、考えれば枚挙にいとまがありませんが、少しでもご不安な事がもしあったら、速やかに建物管理会社又は信頼できる建築士や工務店に相談するようにしましょう。「あの時に手だてを打っておけば良かったのに・・・」と思っても、事故が起きれば後の祭りです。想像力を働かせる事が大切です。

不測の事態に対する保険の準備を

現在ご加入されている火災保険に付保して「施設賠償責任保険」はご加入されていますか?この保険は例えば万が一の為に施設賠償1億円加入したとしても、年間の保険料は極めて安く、施設の構造上の欠陥や管理不備によって人や物に損害を与えた時に補償が出来るものであります。弊社ではあいおいニッセイ同和損害保険の代理店をしております。様々なオプションもございますので、是非一度見直しを考えてみては如何でしょうか?

立ち退き交渉も合法的に代行します

「建物の年数もかなり経過していて設備も老朽化、最近の台風や気候変動も著しく、加えて地震なども多いのでとても不安・・改修工事をすべきか建て替えを考えるべきか?或いは売却をしようか?でも現在ご入居頂いている入居者は長く住んで頂いており簡単に立ち退いて頂けるのだろうか?」

この様な悩みを持つオーナー様も多いと思います。弊社では顧問の一級建築士による「建物診断」を作成しご入居者様に納得ある説明をさせて頂いております。そしてその方々によって置かれている状況や希望条件を考慮し「温もりのある寄り添った交渉」を心掛けております。オーナー様にもご入居者様にも「ベストなご提案=みんなにもっと、いい暮らし」を心掛けております。

紙面の関係でここまでですが、これ以外にもオーナー様が検討すべき点は色々とあり、今後は益々賃貸経営のリスク管理をしっかりと考えていく必要があると思います。何かあった場合に、ケースによってオーナー様は責任を逃れられません。ご相談はお気軽に(株)フロンティアホームまでお問い合わせください。(弊社顧問のアルファ総合法律事務所にもご相談が可能です)

フロンティアホーム 代表取締役 中川潤