新しい生活スタイルから考える間取り
最近の業界ニュースでは、某大手施工販売のタワーマンションに欠陥が見つかったなど大きく取り上げられました。またウッドショックは収まる気配も無く、既に住宅価格の高騰や納期順延など、影響が出てきています。
さて今回お伝えしたいのは「古く使いづらい間取りを如何するか?」でございます。事例を使ってご説明したいと思います。
コロナ禍ですっかり生活様式も様変わりし、在宅で仕事をする方も多い事と思います。そんな中、オーナー様より下記事例の相談があり、リノベーションを検討してみました。(RCプレキャストコンクリート造)
※プレキャストは工場生産のコンクリートです。
Beforeはよく見受ける間取りであります。現在の生活様式に照らし合わせると、大きなソファー及びダイニングテーブル・大画面TVなどの設置を考慮すると使いづらく(住みづらく)、細かい部屋数よりも大きな空間が求められる現在のマーケットに従ってリノベーションする必要がありました。元々人気のある対面式キッチンを計画していましたが、配管などの関係で工事が難しく断念。キッチンの位置はそのままに、大型なキッチンに入れ替え、新たに冷蔵庫置き場の設置、そして丸見えにならない様にLDKから入ったところにニッチ付きの壁を設けることにしました。
もう一点、この様な間取りは廊下がなく、ともすると全て丸見えでプライバシーも何もありません。下記点線の部分はどうしても通る「通り道」であり、色々と弊社でも検討した結果「リモートワーク部屋 or ウォークインクロゼット(WIC)」とすることにしました。
新たなこの間取り・リノベーションであれば、「コロナで在宅ワークが増えたけど、子供がうるさくて集中できない」または「プライバシーも何もない」等々の方々にも、ご好評頂けるものと確信しております。またそれらのニーズでなくとも、WICとして活用や書斎として利用など、多目的に活用が出来ます。
またこちらの紙面でリノベーション後のお部屋をご紹介していきたいと思います。
こういった様に、弊社では「新しい価値観に敏感に、発想を柔軟に」様々なアイディアをご提供させて頂いております。是非空室でお悩みのオーナー様、これからの時代にあった賃貸経営に関心がある方、是非弊社フロンティアホームまで、お気軽にお問合せ下さい。オーナー様に合ったベストなご提案をさせて頂きます。
フロンティアホーム 代表取締役 中川潤