テナントリテンションについて
入居者保持といった意味で賃貸経営における退去抑制を言います。入居者に長く住んでいただけるようにし、できるだけ空室リスクをなくす対策が賃貸経営には必要となってきます。
空室になった場合、以下のようなリスクが発生し、オーナーの費用負担が出てきます。
空室期間の賃料収入0
当然ながら空室になれば賃料収入がなくります。言い換えれば入ってくる家賃は入ってこないため、損失となります。
原状回復費用
空室となれば新規募集のための原状回復工事をしなければなりません。賃貸人負担の修繕項目や入居者へ請求しても回収できないリスクなどが発生します。
募集活動費用
新規で空室募集する際、仲介会社へ広告料が発生します。入居付けが難しい場合はさらに広告料が増えるリスクが出てきます。
賃料減額
一般的に賃料は年数が経過するに伴い下がっていきます。今までと同じ賃料で貸し出しできれば良いですが、場合によっては賃料の値下げをしないといけない可能性が出てきます。
このような空室リスクを避けるため、退去が出ないような対策が必要となってきます。一般的に退去の理由として転勤や入居人数の増減といった避けられないものもあれば、契約更新時期に合わせての解約・現状の不満があっての解約といった改善対応が可能な場合もあります。退去理由が更新のためであれば更新料の減額相談を出すのも一つですし、更新時に設備の不具合があるかどうかや不満があるかどうか直接伺い、早期対応・改善することができれば退去される可能性が低くなります。
また、更新時に限らず、全入居者へアンケートを実施をするのも実際にお住まいになられている現場の声が分かるため、求められるニーズ・現状の不満点・改善点などが分かるかもしれません。ただ、アンケートを送るだけですと回答される方はそう多くはありません。アンケートに回答していただいた入居者へ、特典として例えば商品券やエアコンのクリーニングをサービスすると良いかもしれません。
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