将来を考えよう！駐車場経営 vs. アパート経営

相続前から駐車場だったし・・・。今さらアパート経営をしてもなぁ・・・。とりあえず固定資産税が払えればいい・・・。オーナーにとって、駐車場経営とアパート経営は、感覚的に大きな違いがあることでしょう。手軽な駐車場か、手がかかりそうな賃貸経営か。今一度、資産の観点から、ご自身の不動産資産の活用を考えてみましょう。

	駐車場経営	アパート経営
メリット	・手軽に活用できる ・低予算で経営できる ・転用、売却が比較的簡単にできる ・大きな返済等のリスクがない	・大きな収入が見込める。 ・長期にわたって安定収入、節税効果が得られる ・固都税が軽減される ・相続税節税対策効果が高い ・次世代に収益を残せる
デメリット	・収益が少なく資産が増えづらい ・節税効果がない	・借入返済等の大きな支出 ・稼働が悪いと赤字になるリスクがある ・分割、転用、売却に時間がかかる
向いている資産	・繁華街や商業施設の近く ・周辺のコインパーキング、月極駐車場の稼働が高い ・道路面に対し車の出入りがしやすい	・借入返済等の大きな支出 ・稼働が悪いと赤字になるリスクがある ・分割、転用、売却に時間がかかる
向いていない資産	・固定資産税額が高い ・周辺駐車場に空きが多い	・固定資産税額が高い ・周辺駐車場に空きが多い

基本的な内容をまとめましたが、一昔前と比べて、若者の車離れやリモートワーク化が進み、地方都市でも車社会からの転換が進んでいるケースが増えてきています。もともとあまり活用する意思がなく、とりあえず駐車場にしている場合、稼働が悪くなり固定資産税を払うとマイナスになるようなケースもあります。

一方でアパート経営についても新築時は競合も少なく埋まっていた物件が、なかなか埋まらなくなってきて、借入返済が難しくなるケースも出てきています。時代は移り変わっていきますが、資産の考え方も変わってきています。今のまま次の時代に継承するのか？多少のリスクをとって将来に資産の形を変えて受け継ぐのか？

今一度、資産の活用方法を見直す時期ではないかと思います。定期的にご自身の資産を見直し、時代背景をうまく見据えて、よりベターな手を打っていただければと思います。